ウイスキーや日本酒には入ってないのに、ビールに炭酸が含まれる理由は、主に発酵の自然なプロセスによるものです。
●炭酸が生まれる仕組み
ビール醸造では、酵母が麦汁の糖分を分解する際に、アルコールと二酸化炭素(CO2)が同時に生成されます。この発酵過程で生まれたCO2がビールに溶け込み、あの爽快な炭酸になるのです。
●ウイスキーや日本酒との違い
– ビール:発酵後、密閉容器で熟成・保管するため、発酵で生まれたCO2がそのまま液体に溶け込んだ状態で製品化されます
– 日本酒:発酵中はCO2が発生しますが、開放的な容器で醸造され、その後の工程(火入れなど)でガスが抜けてしまいます
– ウイスキー:蒸留酒なので、発酵後に加熱蒸留します。この過程でCO2は完全に除去されます
●炭酸入り日本酒
「発泡日本酒」など、意図的に炭酸を残した日本酒があり、これは伝統的な製法を工夫して、発酵時のCO2を閉じ込めたものです。